2024年度 第50回高崎まつり
リスタート ~未来を見据えた持続可能な高崎まつり~ 第49回高崎まつりにて、過去最大の来場者を迎え、コロナ禍前と変わらない通常の高崎まつりが戻ってきました。
以前より盛り上がりを見せる高崎まつりが第50回を迎えます。
第50回という節目を迎えるにあたり、時代に即した改変が必要だと思います。各青年団体の人数は減少傾向にあり、これまでの組織では立ちいかなくなってきました。また、物価高の影響により設営費の高騰も上げられます。今後の第60回、第70回、第100回と高崎まつりを続けていくために何を残し、何を変える必要があるのか、未来を見据えた持続可能な高崎まつりを目指し、ここから再スタートを始めます。
高崎まつりは「まつり」と平仮名表記が表す通り、神様を祭るための祭事ではなく、市民の誰もが参加でき、参加した人々が連帯感を持てることを目的とした市民によるお祭りです。市政75周年の1975年はオイルショックの影響から、市は全ての山車を行列させるような大規模なまつりを記念事業として行わない方針でした。しかし、市民からは山車を引きたいという要望が絶えず、市民の声を聞いた市内青年団体が力を合わせ「高崎ふるさとまつり」を開催しました。そして、1985年の第11回目から「高崎まつり」と名称を変更し、2024年度の今回で第50回を迎えます。これもひとえに毎年各青年団体から実施本部へ出向した先輩方が、力をそそいで来た結果だと思います。
ここまで繋いでいただいた先輩方から古きに学ぶと共に、これから先の未来へ繋ぐ持続可能な高崎まつりを目指すべく、持てる力の全てを用いて高崎まつりを盛り上げていきたいと思います。
結びに、各青年団体から高崎まつり実施本部へ出向者を輩出していただくにあたり、出向者と各青年団体に所属する全員が高崎まつりを支えていることに誇りを持ち、この先の高崎まつりも我々青年団体が作り上げるという気概を持てるよう、苦難を共に乗り越え、喜びは全員で分かち合い、強い絆で結ばれた実施本部を作ることをお誓い申し上げます。
第50回 高崎まつり 実施本部長 杉本 篤志